「オイルをおでこに垂らす美容トリートメント」のイメージが強いアーユルヴェーダ。「食事もあるんですか?」なんて聞かれることもしばしば。食事はトリートメントよりも大事な、健康の柱の一つです。
アーユルヴェーダの食事とは
アーユルヴェーダにおいて、食事は健康の柱の一つです。個人の体質や体調・年齢に合わせて食材や調理法をチョイスして、個人のバランスに調和させながら楽しむ食事です。できるだけ合わないものを減らし、合うものを美味しく食べて健やかに消化することを重んじています。アーユルヴェーダの食事においてスパイスは、必須ではありません。豚汁がアーユルヴェーダ料理になることだってあります。
アーユルヴェーダの食事の効果とは?
eatreat.が大切にしているのは、「食べる人が安心できること」、そして「心が穏やかで、体には心地よい重さがあるのに、心はふわっと軽やかであること」です。
たとえば、食後にお腹が苦しくなるほどではないのに、しっかり満足感がある。そんな食事ができるようになると、自分の“本当の欲求”と“ただの欲望”を見分けやすくなってきます。すると自然と、自分にとって心地よい体型に近づいていき、便通が整ったり、肌の調子が良くなったりと、体の内側から変化が現れてきます。
Q.アーユルヴェーダの食養生は、何をすればいいですか?
A.色々ありますがその一つに「その土地で慣れ親しんだものを食べる」というものがあります。気候や風土を考え、地元の食材を取り入れることもその人の心身を心地よくバランスする知恵の一つだということです。たとえば、日本のみずみずしい田んぼで育ったお米や、思わずほっとする味噌汁も、アーユルヴェーダ的な食養生の一つといえます。そこに、不足しがちな油分はギーで補ったり、「キチュリ」という豆粥を日本米で作ってみたり。風土も考慮し、いかにもアーユルヴェーダ!て感じの知恵を組み合わせて暮らす土地に合ったアーユルヴェーダを見つけてくださいね。
Q.アーユルヴェーダ料理は、ベジタリアンレシピですか?
A.アーユルヴェーダの食事は、菜食(ベジタリアン)でなければならないということはありません。体質や季節によって菜食をお勧めすることもありますが、肉から得られる滋養もまた、とても大切にしています。そのため、eatreat.の料理教室ではお肉を使ったレシピをご紹介しています。ちなみに、夏〜秋のあたたかい季節は菜食中心のレシピが多くなり、冬〜春の寒い季節には、体をしっかり支えるお肉を使った滋養レシピが増えてきます。ちなみに、完全菜食のみで構成された料理教室は、2024年に1年間開催していました。こちらはアーカイブ料理教室としてご購入いただけますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
Q.妊娠中でもアーユルヴェーダの料理を食べることはできますか?
A.もちろん!インドの方々のように日々大量に摂らなければ、特に気をつけなければならないスパイスはごくわずかです。アーユルヴェーダカフェ「eatreat.ruci」には、ご妊娠中のお客様がたくさんいらっしゃいます。妊娠中のお母さんの食生活は、とても大切なものです。ご自身を滋養しに、ぜひいらしてください。産後落ち着いてから、お子さんと一緒にご来店も大歓迎です。
Q.アーユルヴェーダ料理は、インド料理ですか?
A.スパイスを使ったカレーのような料理が、必ずしもアーユルヴェーダ料理ではありません。
eatreat.では「人の心身が穏やかにととのう」「人生や日々の暮らしの波にうまく乗れるようになる」ために、アーユルヴェーダは寄り添って欲しいと思っています。辛すぎる・油が多くて消化に負担がかかる料理ではなく、旬の野菜を主役に、消化を助ける適量のスパイスや良質なオイルを取り入れた身体に優しい料理がアーユルヴェーダ料理なんですよ。
Q.スパイスを使うんですよね。スパイス料理は辛いイメージがあり苦手ですが、アーユルヴェーダ料理を取り入れることはできますか?
A.スパイスは「香辛料」と書くだけあって、辛いイメージがあると思いますが、実は辛味に当たるのはほんのわずか。アーユルヴェーダ料理において、辛味も重要な味の一つですが、eatreat.では多用することなく味の引き締めとして少量用いていますので、あくまで辛い味には仕上がりません。
Q.こどもと一緒に、アーユルヴェーダを試すことはできますか?
A.アーユルヴェーダの料理はスパイスも油も一般的なインド料理よりずっと控えめで、また、eatreat.のレシピは日本人に馴染みやすいよう、身近な食材で優しく穏やかな仕上げにしています。アーユルヴェーダカフェ「eatreat.ruci」でも小さなお子さんがお母さんと分け合い、喜んでカレーを召し上がっている姿を見るのもしばしば。
もちろん、お子さんの好みによりますが、小さな子供からご老人まで一緒に楽しんでいただけることと思います。
Q.こどもがまだ小さいです。アーユルヴェーダの料理は何歳から与えてもいいですか?
A.アーユルヴェーダの食事はインド料理のように大量の油とスパイスを使えばそれ、というわけではありません。成長過程の小さなお子さんにはスパイスは使わず、たとえば日本食にギーを加えると油分を補って幼少期の便秘解消になります。風邪を引いた時に無理に食べさせたり消化に重たいものを避けるようになったり、シンプルな豆のカレーなどは大人も含めて家族で楽しんだり、アーユルヴェーダを取り入れると家庭のメンバーはみんな嬉しいことばかりですよ。
Q.アーユルヴェーダにも漢方薬のようなものがありますか?
A.もちろんあります。漢方薬は中医学の「生薬」を用いて作りますが、この「生薬」は「スパイス」のことです。
アーユルヴェーダにも製薬学の分野があり、自然由来のスパイスを用いて伝統的な製法で薬を作ります。タブレット(錠剤)タイプのものから、塗り薬、目薬、粉末になっているスパイスミックス、赤ワインに漬けた「アリシュタ」と呼ばれる薬用酒までその形状は様々。アーユルヴェーダの薬は”美味しい”と感じるものが多いんですよ。